• 腸の粘膜は日々生まれ変わる

    腸の中には食べ物を消化する時に働く上皮細胞( 腸内細胞 )がありますが、腸は非常に代謝が高く、腸内細胞は数日で生まれ変わります。そして古い細胞は定期的にはがれ落ちて糞に混じるようになります。特に小腸は細胞のターンオーバーが盛んで、通常の排泄物の場合では10%以上は腸の細胞の残骸となります。

     

    一般的な宿便の考え方としては腸の壁に排泄物がこびりついている便とされますので、腸の壁面の細胞にびっしり宿便が溜まっていて、何日もそこに溜まっているというのは考えにくいことです。

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    このことからしても、腸の内側にべっとりついている便というのは、私たちの体に実際に存在するのは難しいということが分かります。

    宿便を出す目的で断食をする方がいますが、断食を続けていると やがて非常に大量の排便をすることがあり、そのときに見られる黒いの宿便は、排泄物がほとんど無い状態に腸の細胞の残骸が加わり、細胞の残骸の割合が多く占めている事が考えられます。

     

    古くなって剥がれ落ちた細胞の残骸は、腸内に滞留している間に腐敗が進行してしまうために、このような黒い色であったり非常に臭い便となると考えられます。