宿便は嘘なのか?

2015年2月25日

宿便は古くからその存在が知られており、長期間溜まった便が腸内の壁にべったりとくっついている便と言われます。ですが、宿便はであるという話も良く聞きます。実際はどちらなのか?

まずは宿便の考えかたですが、腸がクネクネしている「 隙間や曲がり角に便が残ってしまい、そのまま長期間滞留している状態 」とされます。ですが、このヒダは絶えず動いていて同じ形ではないので、この考えには無理があります。

語られる宿便は実際にはあり得ない状態である

そして腸の内壁は細胞の代謝が活発で、数日のうちに細胞は剥がれ落ち新しい細胞へと変わります。このことからも腸内にべったり張り付いて溜まった便というのも無理な事になります。

また、最近では病院に行くと腸内を内視鏡( 大腸ファイバー )で自分で見ることが出来ます。そのときにも腸に張り付いた便は見ることが出来ないはずです。医者もこれまで見たことがないという方ばかりです。ということで宿便は嘘であるとされます。

ずっと溜まった便が存在することは嘘ではない

ただ、腸の働きが停滞して腸の働きが間に合わずに便が長期間滞留してしまった便を「滞留便」と言いますが、医学的にはこれが宿便に最も近いとされます。腸内にべったりな便は嘘ですが、長期間滞留してしまう便というのは有りなのです。( 以下、宿便の言葉を使います )

腸は絶えず動いているので溜まったままはありえない

宿便という考え方の根本的な問題は、「ずっと同じ場所に何年も古い便が蓄積していく」という考え方です。古い排水パイプを連想し、内壁にこびりついた水アカやカビなどを連想すると排水管内にべっとりとヘドロがついた状態をイメージ出来るはずです。

しかし、人間の大腸においては、収縮を繰り返して(動き続けて)いる状態です。そのため内壁(この場合は腸内の繊維)に便がずっとくっついて宿便の状態になっていることはありえないこととなります。

ネットで商品販売の際には宿便の説明に注意する

腸の中を検査したことのある人は、「宿便は嘘である」と分かるはずです。医者に聞いても「宿便なんてありません」とはっきり言ってくれるはずです。

ただ、古い順番で排泄されはするものの、健康な人と比較して圧倒的に便の排泄の頻度が少ない人はいます。長期間滞留している便を出すことはとても大事な事なのです。この便のことを「宿便」と考える人もいるので、全てが嘘という訳でもないといえます。

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